今よりも空が近かった時代がありました
高い建物がなく
どこまでも空が続いていた頃
空は近くにありました
遠くの空まで見渡すことができたので
誰もが天気の変わる様子を体で感じることができました
山の方から雨が来るとか
しばらく暖かい日が続くとか
そんな地球全体の様子を
誰もが体で感じて暮らしていました
今は空との間に電線があったり
建物に囲まれていたり
空を見上げることも珍しくなっています
そびえ立つ建物は空を近くに感じるどころか
なぜか空との距離を遠くにしてしまいました
空には光があります
空は宇宙へと続く空間です
空を感じることは
宇宙を感じることと同じです
それでも空が近かった頃のように
木は枝を伸ばし
鳥もさえずり
虫たちも飛んでいます
空を見上げて
光を体に取り入れて
自分のオーラを輝かせます
雨の日も
太陽は見えませんが
雨雲の向こうから
光を放っています
*エグレット*